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永代供養で後悔する事例10パターンと5つの対策方法を解説

永代供養に興味や関心はあるけれど、昔ながらの墓石を建てるお墓とは見た目も仕組みも異なるため、後々まで後悔しないかどうか不安な方もいらっしゃるでしょう。

土地代や墓石代が削減でき、寺院や墓地へ遺骨を管理してもらえるため、永代供養は時代に適したお墓として人気を集めています。

しかし、永代供養墓の種類によってメリットとデメリットがあるほか、後悔をしてしまうケースもあるため気をつけなければなりません。

そこで、永代供養で後悔する具体的な事例と、事前にやるべき対策方法について詳しく解説します。

万一の場合の対処法までご紹介しますので、安心して永代供養できるよう、ぜひ最後までご覧になり参考になさってください。

永代供養墓の種類とメリット・デメリット

永代供養墓には5つの種類があり、それぞれの特徴やメリットとデメリットを比較検討して選択すると、後々まで後悔を防ぎやすくなります。

種類説明
合祀・合葬墓特徴身寄りのいない方や墓じまいで古い遺骨を埋葬する方に最適
メリット永代供養墓の中で最も費用が安く管理費も不要
デメリット他人の遺骨と一緒に土に還すため取り戻せない
集合墓特徴複数の遺骨を陳列して保管するため多くの遺骨が収容される
メリット費用が安価で管理費が不要(少人数の場合)
デメリットお参りで満足度が得られにくく一定期間後に合祀される
個別安置墓特徴納骨場所が明確に区切られ扉の銘板に彫刻できることが多い
メリット専用スペースのため安心感があり対面してお参りができる
デメリット永代供養墓やプランで管理費や合祀の有無と納骨人数が異なる
樹木葬特徴樹木の近くや草花に囲まれた自然環境へ遺骨を納骨する
メリット合祀と管理費が必要な個別タイプなど納骨プランが豊富
デメリット遺骨を細かくパウダー状にする粉骨が必要なケースが多い
納骨堂特徴屋内にありロッカー型・位牌型・仏壇型・自動搬送式がある
メリット季節や天候を問わずに快適にお参りができる
デメリット管理費や護持費が必要で地震や老朽化へ不安を感じやすい

墓石を建立するお墓と比べると、永代供養墓は初期費用が安く、維持や管理の出費や手間を抑えられることが大きな魅力です。

しかし、「思ったよりお墓参りへ行かなかった」「違うお墓にすれば良かった」と、後悔するケースも見受けられるため、きちんとデメリットまで把握しておくと安心です。

永代供養で後悔する事例10パターン

永代供養で実際に後悔する具体的な事例について、契約前から納骨後までの時系列順に解説します。失敗や後悔を防ぐためには、あらかじめ把握しておきましょう。

1.家族や親族とのトラブル
2.生前契約を知らなかった
3.墓じまいでの費用負担が大きい
4.寺院とのトラブルや問題の発生
5.自由にお参りができない
6.墓石などの墓標がなく寂しい
7.供養にお布施が必要と知らなかった
8.複数名の納骨により費用が高額になった
9.遺骨が合祀されて取り戻せない
10.墓地や霊園が倒産や閉鎖してしまった

永代供養の後悔① 家族や親族とのトラブル

永代供養は古くからある墓石を建てるお墓とは形状や仕組みが違うため、家族や親族から反対される可能性があります。

代々継承できるお墓や、プライベート空間が確立されたスタイルを望む方にとって、簡易的な永代供養墓は受け入れにくさがあることを理解しましょう。

永代供養の後悔② 生前契約を知らなかった

永代供養の多くは、生前予約や生前契約が可能なため、もし故人が生きているうちに契約を済ませて費用を支払っていると、余計な出費に繋がるため気をつけなければなりません。

参考情報として、近年は生前に死後の準備をする終活が一般的となり、終活をしている人のうち、お墓の生前準備を済ませた人は27.7%と、約3割を占めていることが判明しました。

永代供養の後悔③ 墓じまいでの費用負担が大きい

墓じまいにおける墓石撤去の工事費用は20〜50万円が相場ですが、重機がお墓の傍まで寄せられるかなど、人件費や作業時間によっても変動し、割高になるケースがあります。

新たなお墓への納骨までともなると、総額30〜300万円と高額になる場合もあり、遺骨の移動作業や行政手続きなど、体力や時間も要する場合があるためご注意ください。

墓じまいで遺骨を移動する改葬は増加傾向にあり、2022年度には過去最高の15万件を超えたことが発表されていますが、墓じまいにはコストがかかることも理解しておきましょう。

永代供養の後悔④ 寺院とのトラブルや問題の発生

墓じまいの際に、元々お世話になっていた菩提寺へ十分な相談をせずに勝手に進めてしまうと寺院とのトラブルに発展する恐れがあります。

中には高額な離檀料を請求されてしまうこともあるため気をつけましょう。

離檀料については、お寺によっても考えが異なり離檀料を無しとする寺院もありますが、一般的な相場は5〜 30万円です。

永代供養の後悔⑤ 自由にお参りができない

永代供養墓のある墓地・霊園ではお参りのできる日時が定められており、お墓参りの仕方にもルールがあるところが多いです。

お参りする場所や、お線香やロウソク、仏花やお供え物が制限されている場合もあり、いざ納骨を済ませてから「こんなはずじゃなかった」と思うことがないようにご注意ください。

また、駐車場が完備されていても、お盆やお彼岸などの混雑時や葬儀が執り行われる日は、利用できないケースもあるため気をつけましょう。

永代供養の後悔⑥ 墓石などの墓標がなく寂しい

永代供養墓の形状やお参りのルールによっては、手を合わせる対象となる墓標がなく、寂しさを感じる場合があるため気をつけてください。

納骨されている場所で手を合わせられる個別タイプの永代供養墓なら、故人と対面して語りかけやすい一方で、どこに眠っているか分からない合祀や集合墓などは要注意です。

混雑していると、思いどおりにゆっくりとお参りできないケースもあるため、永代供養墓の申し込みをするときはお参りの様子まで、しっかりと見極める必要があります。

永代供養の後悔⑦ 供養にお布施が必要と知らなかった

永代供養では、名称に『供養』と付いているからといって、個別の供養は無料ではありません。読経によって供養してもらうためには、お布施が必要になることが一般的です。

仏教では葬儀を終えると法事・法要を営みますが、相場として、四十九日法要・一周忌は3~5万円程度、お盆や三回忌以降は1〜5万円程度のお布施を包むのがマナーです。

忌日法要や年忌法要のお布施は永代供養料に含まれていないため、誤解をしないように気をつけましょう。

永代供養の後悔⑧ 複数名の納骨により費用が高額になった

永代供養墓は、故人1人なら安価であっても、複数名の納骨をすることで、費用が高額になる可能性があることを知っておきましょう。

納骨人数によっては、想定していた費用を超えてしまったなど、後悔することにもなりかねません。

永代供養墓は1名単位で申し込むタイプもあれば、複数名を納骨できるタイプもあるため、先々の費用まで踏まえることが大切です。

永代供養の後悔⑨ 遺骨が合祀されて取り戻せない

合祀や合葬を前提とした永代供養を選択する際には、親族ともよく相談のうえ、慎重に検討してください。

費用が安いからといって、目先の判断で合祀墓や合葬墓を選択して合祀をすると、後悔に陥りやすくなります。

というのも、合祀された遺骨は、他の人と混ざって土へ還る仕組みになっているため、どんなに後悔しても取り返すことができません。

他の人と遺骨が混ざってしまうことに抵抗がある方も多いため気をつけましょう。

永代供養の後悔⑩ 墓地や霊園が倒産、閉鎖してしまった

日本でお墓を経営できるのは、自治体・公益団体・寺院のみに限られています。一般企業とは違い、安定した経営力に安心できるのが一般的ですが、墓地、霊園が予告なく倒産や閉鎖してしまう可能性もあります。

北海道の納骨堂が経営破綻して、利用者が困っているニュースが報道された事も、記憶に新しいかと思います。

経営状況が安定していそうかどうかも注意しておきましょう

永代供養で後悔しないための対策方法5つ


永代供養で後悔しないための対策方法をご紹介します。次の5つのポイントを踏まえて、未然対策を行いましょう。

1.永代供養の知識や永代供養墓の特徴を理解する
2.永代供養墓の契約内容や費用を詳細まで確認する
3.事前見学による現地確認を怠らずに利用条件をチェックする
4.家族や親族と慎重に話し合う
5.墓じまいの場合は寺院へ感謝の気持ちを持って接する

①永代供養の知識や永代供養墓の特徴を理解する

永代供養で後悔を防ぐためには、あらかじめ正しい知識や、永代供養墓の特徴やメリットとデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

そもそも『永代』とは、長期間にあたる限定的な意味を表し、永久ではありません。子孫へ代々お墓を継承できないという意味合いがあるためご注意ください。

墓石のお墓は『永代使用料』と呼ばれる土地代を支払うことで半永久的にお墓を維持できますが、永代供養墓で支払うのは『永代供養料』で、お墓や遺骨を管理する料金となります。

予備知識があると、誤解をすることなく未然にトラブルを回避できるため、後々まで後悔を防ぎやすくなります。

②永代供養墓の契約内容や費用を詳細まで確認する

永代供養墓では、事前に契約内容の詳細や初期費用の内訳、後々の追加料金まで確認し、不明点や気になることがあれば、必ず尋ねるようにしてください。

費用面で後悔しないためには、最大の納骨人数や利用期間について、実際にシミュレーションしてみることがおすすめです。

将来に備えておくと、子どもや周囲の負担を軽減することができるため、目先の金額のみならず、計画性を重視しましょう。

また、生前に準備をしていないかどうか、死後に備えて用意するエンディングノートや、故人の身の回りにお墓に関する契約書や申込書の控えがないか、確認しておくことも大切です。

墓じまいを伴う場合は、事前に見積取得をして、とくに高齢の方は心身の負担を軽減できるよう、家族や親族へも協力してもらうようにしましょう。

③事前見学による現地確認を怠らずに利用条件をチェックする

永代供養を申し込む際は、必ず事前見学をして、お墓の環境や清掃状況、お墓参りの仕方まで、利用条件についてもきちんと確認してください。

パンフレットやホームページの写真や情報だけで判断すると、実際の雰囲気との違いに戸惑うことがあります。

費用においても、管理費や護持費、納骨手数料や彫刻代、お布施など、追加料金までしっかりと確認しておかないと後悔しやすいです。

後々のお墓参りのためには、現地までの交通アクセスも大事な要素となり、屋外なら階段やスロープの有無や日当たりの良さ、室内なら温度や湿度などもチェックします。

生前の申し込みを検討している方や、最適な場所をじっくりと探したい方は、混雑時の状況を確認する目的で、お盆やお彼岸のお墓参りシーズンに足を運んでみるのも良いでしょう。

④家族や親族と慎重に話し合う

永代供養で家族や親族と揉め事になると先々まで後悔してしまうため、相手の意見にも耳を傾けて、話し合いを重視するようにしましょう。

遺骨はお墓へ納骨する以外、海へ散骨する葬送の仕方もあるように、永代供養や墓じまいに対する考え方は人それぞれ異なります。

後悔しがちなケースは、「四十九日に納骨しなければならない」「墓じまいしなければならない」という、気持ちの焦りでもあります。

故人の死後にお墓探しを始める場合は、四十九日に間に合わないケースもあるほか、納骨は四十九日でなければならないという決まりはありません。

気持ちが落ち着いてから納骨しても問題ないため、決して焦らずにいてください。

⑤墓じまいの場合は寺院へ感謝の気持ちを持って接する

永代供養や墓じまいで寺院とのトラブルを回避するためには、日頃の感謝の気持ちを込めて誠意ある対応を心がけることが大切です。

長年ご先祖様のお世話をしてきた寺院の立場では、勝手に墓じまいを進められると、腹立たしさを覚えてしまう気持ちにもなるでしょう。

結論を急ぐのではなく、まず収入の問題や身体的な事情など、お墓を維持できない理由について、相談することから始めると説得しやすいでしょう。

というのも、納骨や墓じまいや改葬では、役所手続きに必要な書類の発行や押印を寺院へ依頼しなければなりません。高額な離檀料の請求を防ぐためにも、冷静な対応が必要です。

永代供養で後悔したときの対処法

もし永代供養で後悔をしてしまった場合は、次の3つの方法によって、なるべく早めに対処して問題を解決しましょう。

・永代供養先の寺院や霊園・墓地の管理者へ相談する
・改葬により別の永代供養へ遺骨を移す
・トラブルは消費者ホットラインへ相談する

永代供養先の寺院や霊園・墓地の管理者へ相談する

困ったことがあればまず、利用している永代供養先のお墓の管理者へ悩みを相談するのが最良です。

他の利用者とのトラブルであっても、直接解決しようとせずに、解決方法を相談するようにしましょう。

改葬により別の永代供養へ遺骨を移す

永代供養先に問題があり、管理費を支払っているのに清掃が行われない場合や、お墓が荒れているなど、経営に対する不安要素があれば要注意です。

最も優先して考えなければならないのは、遺骨の安全を守ることです。別の永代供養墓へ移すことも視野に入れて検討した方が良いでしょう。

トラブルは消費者ホットラインへ相談する

永代供養や墓じまいにおいて、契約や離檀料などの問題でお困りの場合は、消費者ホットライン「188」へ問題解消方法を相談しましょう。

消費者ホットラインは、通話料の負担は必要ですが、相談は無料です。お墓に関するさまざまな悩みが寄せられているため、ぜひアドバイスしてもらってください。

まとめ

永代供養では、正しい知識や永代供養墓の特徴やメリット・デメリットと、具体的な失敗例を知ったうえで万全な対策を行えば、後悔を防ぐことが可能です。

さらに、対処法まで知っておくことで、万一の際にもスムーズに問題が解決ができるためご安心ください。

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